楽天モバイルの現状は?加入時の懸念点を検証!

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 2020年4月8日、新プランをひっさげ本格的にMNOサービスを開始した楽天モバイルだが契約数は予想よりも伸びておらず、通信障害や直近の技適関連の違反疑義などでネガティブな話題が多くなっている。この記事では現在契約を検討している方や楽天モバイルの動向について知りたい方向けに、現状考えられる懸念点や今後の展望予測を解説していきます。

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楽天モバイルのサービス概要

 楽天モバイルはMNO参入と同時に新料金プランである「Rakuten UN-LIMIT」を発表した。料金プランは一つのみとシンプルな構成にしており楽天自社回線はデータ通信無制限、「Rakuten Link」を使用すれば国内音声通話・SMS・海外(66か国)から国内への音声通話がかけ放題という、ドコモ・au・ソフトバンクに比較しかなり安価な料金設定になっている。また、先着300万名までは契約から一年間月額利用料が無料になるキャンペーンを打ち出しており、MNO3社が大容量プランで総額7,000円前後とある程度足並みを揃えてサービス展開をかけているところに殴り込みをかけた形になっている。
 au・ソフトバンクは光セット割と家族割を併用すると最大3,000円の割引が入るが、それでも月額料金は4,480円となり楽天のほうが1,500円安い計算になる。

 SBauドコモ楽天
通話料金20円/30秒無料
※Rakuten Link使用時
通話定額(5分以内)800円700円
通話定額(無制限)1,800円1,700円
1GB2,480円
~1GB3,980円2,980円2,980円
~2GB5,980円3,980
~4GB4480円
~5GB7480円4,980円
~7GB5980円5980円
30GB6,980円
50GB7,480円
(2GB以下なら1,500円割引
7,480円
(2GB以下なら1,480円割引)
無制限2,980円
※自社回線エリア限定
※基本料金をデータ通信プランに含んで計算しています。

楽天モバイルの懸念点

エリアに関して

 楽天モバイルのサービスエリアは6月現在で12都道府県の主要都市のみと非常に少なく外出時の利用に関してはローミング利用が前提となる。
 楽天モバイルのローミングはau回線が用意されており、5GB / 月までの通信は無料、超過した場合は最大1Mbpsの速度制限がかかる仕組みになっている。5GBの中容量帯に関してはソフトバンク・auはプランが存在せず、ドコモと比較してもかなり安い。しかし格安SIMでは10GB前後の音声通話プランが3,000円前後で選択できることから楽天エリア外のユーザーが申し込むメリットは少ないと考えられる。

通信品質に関して

 楽天モバイルが許可を得て使用が出来る周波数帯域は1.7GHz帯と5G向けの3.7GHz ・28GHzとなっており、最も電波が通りやすいプラチナバンドの割り当てを受けていない。その理由から局地的な弱電界は他キャリアに比べ起こりやすく、楽天自社エリア内であっても電波が届かずauのローミングを使用せざるを得ない状況が発生する事が考えられる。この弱点に関してはカバーエリアが広がったとしても同様で、どれだけ基地局整備や新しい通信方式を取り入れても電波問題が改善できていなかったプラチナバンド獲得前のソフトバンクと同様の状況に陥る可能性がある=auのローミングに長期間頼る必要が出てくるということだ。
 当然auローミングを使用した場合は楽天モバイル最大の武器であるデータ通信し放題は対象外となる為、電車の中で動画を見たり建物の中でテザリングをするなどは論外で、恩恵を受けられるユーザーは現時点では相当少ないと考えられる。
 また、ドコモ・au・ソフトバンクが行っている4Gの通信技術であるキャリアアグリゲーションに関しても、異なる帯域の電波を同時に受信する事で成立させている為、auの800MHz帯と楽天自社のの1.7GHz帯で行うことはできず、通信速度に関しても懸念が残る。楽天のHPにも通信速度の理論値や実行速度に関する訴求がなくこの項目には大手3キャリアに対し自信をもって戦う根拠が不足しているように見える為、通信品質に関しても優位性はない状況とみてとれるのが現状だ。MIMOやビームフォーミング等の1波で対応できる技術は使用が出来るが、いづれにしても完成されていない急造の4Gをベースに5Gを作りこむのはユーザー増加時のリスクも高く相当危険と考えられる。

端末の問題

 上記の通り楽天モバイルの通信品質はauローミングを前提としているためバンド18(800MHz帯)の対応が必須となり、非対応のシムフリー端末を使用した際に正常に電波が受信できなくなってしまう。楽天自社のバンド3(1,7GHz帯)に対応した上でauローミングに対応する必要がある為、楽天UN-LIMITに公式で対応している端末は6月現在28機種と非常に少なく、特にiPhoneやXperiaなどの国内シェアが高い端末が軒並み非対応になってる。現状ではユーザーが使用したい端末が公式に対応している可能性は低く、非対応の端末を使用する場合はリスクを抱える覚悟が必要だ。

楽天モバイルを選ぶべきユーザー

 懸念点を並べたが下記に該当するユーザーは選択するメリットがあると考えられる。

・楽天自社エリアでの利用が前提
・中容量(5GB)で十分でMVNOで使用したいキャリアがない
・サブ回線の退避用
・解約金がないので上記に当てはまるユーザーは試す価値あり

 項目に該当するのであれば恩恵を受けられるため積極的に選択肢に入れるべきだ。

まとめ

 大手キャリアは通信品質の確保にここまで様々な努力を重ねており、特に後発のソフトバンク(参入時は日本テレコム)は通信品質に悩まされながらもユーザーを引き付けるためにiPhoneの取り扱いやホワイトプラン・スーパーボーナスのような携帯業界のスタンダードになるようなインパクトのあるサービスを提供し続けここまで成長してきた経緯がある。当時と状況は異なるにせよ楽天参入のインパクトはそこまで大きく感じないのが筆者の率直な印象だ。
 とはいえ楽天自社エリアでの利用が前提だとすれば圧倒的にオトクであることは間違いないし、1年無料のキャンペーンはサブ回線の退避以外にもメリットのあるユーザーは存在するだろう。楽天モバイルの今後の動向に期待しつつ、恩恵を受けられるかはしっかりと考えた上で選択をしてほしいと思う。
 
 ここまでお読みいただきありがとうございました。

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